あなたはXMでトレードする際に、証拠金維持率を見ていますか？
証拠金維持率という言葉を聞くと、なんだか専門的な用語で難しいというイメージを変えている方もいるかもしれません。
FXで強制ロスカットを避けるためには、証拠金維持率について理解しておく必要があります。
この記事では、
- XMの証拠金維持率の仕組み
- 適正な証拠金維持率の基準
- 証拠金維持率を高くキープし続けるための方法
について詳しく解説します。
筆者がXMでトレードした際の体験談も踏まえて解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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XMの証拠金維持率の仕組み
証拠金維持率とは、必要証拠金に対する純資産の割合を表します。証拠金維持率は、保有したポジションのロット数、含み益や含み損次第で、常に変動します。
証拠金維持率が高い状態であれば問題はありません。しかし、含み損が膨れ上がったり、証拠金に見合わないロット数で取引をしたりしている場合は、証拠金維持率も低下します。
そしてXMでは、証拠金維持率が50%よりも下がるとマージンコールが発生します。
マージンコールとは、このまま放置し続けていれば、保有しているポジションが強制ロスカットされて大損するという警告です。
そして、 警告を無視し続けて証拠金維持率が20%以下になると、強制的にポジションが決済され、損失が確定してしまいます。
そのため、大損をしないためには、証拠金維持率を高くキープして強制ロスカットされないように注意しなければなりません。
XMでトレードする場合の適正な証拠金維持率を解説
XMでトレードする場合、どのくらいの証拠金維持率であれば適正であるかよくわからない方もいるでしょう。
そこでトレード手法別に適正な証拠金維持率について簡単に解説します。
スイングトレードなら証拠金維持率1,000％は欲しい
スイングトレードの場合、証拠金維持率1,000％は欲しいです。証拠金が10万円あるケースをもとに、証拠金維持率1,000%がどのような状況なのか解説します。
| ボーナスも含んだ口座残高 | 10万円 |
|---|---|
| 有効証拠金（含み損益が反映された口座残高） | 5万円（含み損5万円） |
| ロット数 | 0.5ロット |
| 証拠金 | 5,000円 |
| 証拠金維持率 | 1,000％ |
※1ドル100円の時にドル円をトレードするケース
証拠金維持率は「有効証拠金÷必要証拠金×100」で計算します。
そのため、証拠金が10万円で0.5ロットの取引をしたケースでは、含み損が5万円までであれば安全圏といえるでしょう。
しかし、さらに含み損が増え続けた場合、証拠金維持率がどんどん下がってしまうので注意が必要です。
なぜならスイングトレードは、買った場合も負けた場合もpipsが増える傾向があるからです。
ロット数を大きくしすぎた場合、1回の損切りで大損する可能性が高くなります。したがってロット数を抑えることで証拠金維持率を高く維持してください。
そうすれば、スイングトレードで証拠金維持率が一気に低下する可能性は低くなります。
短期トレードの場合、最低でも証拠金維持率300％はキープすること
スキャルピングやデイトレードのように短期トレードで利益を狙う場合、証拠金維持率は300%あれば問題ないでしょう。
証拠金が10万円あるケースをもとに、証拠金維持率300%がどのような状況なのか解説します。
| ボーナスも含んだ口座残高 | 10万円 |
|---|---|
| 有効証拠金（含み損益が反映された口座残高） | 6万円（含み損4万円） |
| ロット数 | 2ロット |
| 証拠金 | 2万円 |
| 証拠金維持率 | 300％ |
※1ドル100円の時にドル円をトレードするケース
証拠金が10万円で2ロットの取引をした場合、含み損が4万円までであれば安全圏といえるでしょう。
スキャルピングやデイトレードでは、多くのロットで取引をするため、含み損が増えすぎると、すぐに証拠金維持率が低下します。
特に突発的な価格変動が発生すると、証拠金を全額失うリスクがあるので注意してください。
【実体験】証拠金維持率は口座が破綻するかどうかのバロメーター
証拠金維持率は口座が破綻するかどうかのパラメーターといえます。筆者もXMで9年以上取引をしていますが、証拠金維持率が著しく低下してないか常にチェックをしています。
証拠金維持率が高ければ強制ロスカットされるおそれはあまりないため、これからXMでトレードする方は必ずチェックする癖をつけましょう。
証拠金維持率が200％を切ってくると強制ロスカットのリスクが高い
証拠金維持率が200%を切った場合、さらに下落する可能性が高くなります。XMの場合証拠金維持率が20%まで下がると、ポジションが決済され損失が発生します。
では、証拠金維持率が200%を切った場合、どうすれば良いのでしょうか？
証拠金維持率が著しく低下したら損切りか追加入金が鉄則
証拠金維持率が著しく低下した状態は非常に危険です。
筆者の経験上、この状態に陥ると「なんとか上昇してくれ」「このままでは大損するかもしれない」といった感情が湧いてきます。
そして、放置し続ければ、強制的にポジションを決済され大損する可能性が高くなります。
そのため証拠金維持率が200%を切った場合は、以下のいずれかの方法で切り抜けてください。
- 損切りをする
- 追加入金をする
損切りをした場合、多くの証拠金を失うでしょう。
しかし、このまま放置して強制ロスカットされた場合とは異なり、多少の証拠金は残ります。したがって、残った証拠金ですぐにトレードを再開できます。
また、損失を出したくない場合は、追加で証拠金を入金しても良いでしょう。
追加で証拠金を入金すれば、証拠金維持率が上昇し、強制ロスカットにかかる可能性が低くなるからです。運よく価格が反転すれば、 含み損が少なくなり損失を減らせるでしょう。
XMで証拠金維持率を高くキープし続けるためにやるべき4つのこと
XMでトレードをする際に注意しなければならないのは、証拠金維持率を高くキープすること。
なぜなら商品技術を高くキープし続けていれば、突発的な価格変動が発生しても、証拠金維持率の著しい低下を避けられます。
そのため、強制ロスカットされるリスクも低くなります。
- 余剰資金でトレードする
- ロット数は損切りも想定して考える
- いざとなったら、貯まったXMポイントも投入して生き残る
- 利益が溜まったら、定期的に出金する
順番に見ていきましょう。
1. 余剰資金でトレードする
証拠金維持率を高くキープするためには、普段から余剰資金でトレードしてください。
なぜなら資金に余裕があれば、証拠金維持率が下がっても躊躇なく追加入金ができるからです。
一方で、資金に余裕がない状態では追加入金はできないので、 損切りするか状況が改善するのを待つしか方法がなくなってしまいます。
したがって、 余剰資金でトレードしましょう。
2. ロット数は損切りも想定して考える
トレードをする際、ロット数が多いほど証拠金維持率が急激に下がります。
頻繁に証拠金維持率が著しく低下する方は、普段から資金量に見合わないロット数でトレードしている可能性が高いです。
例えば、以下の表は証拠金10万円で、1ロットと0.01ロットで取引をした場合の含み損を比較したもの。
| ロット数 | 10pips負けている場合の含み損 | 100pips負けている場合の含み損 |
|---|---|---|
| 1ロット | 1万円 | 10万円 |
| 0.01ロット | 100円 | 1,000円 |
証拠金が10万円しかないのに1ロットで取引をしている場合、損失が10pipsから100pipsに拡大すると、含み損が急激に拡大します。
当然、強制ロスカットされるリスクは高くなります。
一方、0.01ロットで取引をしている場合は、損失が10pipsから100pipsに拡大しても含み損は900円しか増えません。
このように0.01ロットで取引をしたケースの方が、含み損の拡大により強制ロスカットされる可能性は低いといえます。
証拠金を全額失いたくない場合は、何pips負けたら強制ロスカットされるのかを計算した上でロット数を決めましょう。
3. いざとなったら、貯まったXMポイントも投入して生き残る
証拠金維持率が著しく低下した場合、損切りをするか追加入金をしてしのぐ方法が一般的です。
加えて、XMなら貯まったXMポイントを投入して生き残る方法があります。
XMでは0.1ロットの取引ごとにXMポイントが貯まります。
貯まったポイントをボーナスに交換しておき、ピンチの時に投入すれば、強制ロスカットを避けられるかもしれません。
実際に筆者も、EAを使った自動売買で含み損が著しく増えた際に、貯まったXMポイントを投入して生き残った経験が何度もあります。
取引ごとにポイントが貯まる制度を導入しているFX業者は多くありません。
そう考えると、XMは証拠金維持率が著しく低下した場合でも、生き残れる確率が多少高いといえるでしょう。
4. 利益が貯まったら定期的に出金する
XMはレバレッジがとても高いため、多くのロットで取引をすれば短期間にたくさんの利益を稼げる可能性があります。
しかし、どんなに稼げる手法を使っていても、相場環境の変化や突発的な価格変動により大損をするリスクは考えておく必要があるでしょう。
大損するリスクを避ける方法は、利益がある程度たまったら定期的に出金をすること。定期的に出金すれば、得た利益を失うリスクは 避けられます。
例えば、XMに30万円入金して証拠金を80万円まで増やしたケースで考えてみましょう。この段階で30万円だけ出金しておけば、万が一、証拠金を全額失っても損失はゼロ円で済みます。
しかし、一切出金をせずにそのままトレードし続けた場合、証拠金を全額失います。そのため、いくら口座内に多くの証拠金があっても、最終的には30万円の損失が発生します。
特に短期間でリスクを取って大きな利益を狙っている方は、定期的に利益を出金するのをおすすめします。
まとめ：XMは証拠金維持率も低く稼げる可能性が高いFX業者
XMは最大レバレッジ888倍でトレードできるFX業者です。強制ロスカットされる証拠金維持率も20%と低いので、大損するリスクは低いといえます。
しかし、ある程度リスクを取って大きな利益を狙っている場合は、証拠金維持率が著しく低下した状況も考えておく必要があります。
FXで大損したくないのであれば、初めからロット数を抑え、余剰資金でトレードしましょう。
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