「CFD取引とFXは何が違うのか」
「CFDにはどんな商品があるのか」
「海外FXでCFD商品を取引するメリットはあるのか」
このような疑問を抱えていませんか?
CFDは、売買時のレートと決済時のレートの差益から利益を得る取引で「差金決済取引」とも呼ばれています。
FXと同じく、レバレッジをかけた取引も可能で、利益を狙いやすいです。
しかしCFDにはどんな商品があるのか、FXとの違いなど、疑問に感じる点も多いでしょう。
そこでこの記事では、海外FXのCFD商品について詳しく解説します。
この記事を読めば、以下のことがわかります。
- CFD取引とFXの違い
- 海外FXでCFD取引を行うメリット
- CFD取引におすすめの海外FX業者
ぜひ最後までご一読ください。
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海外FXでもCFD商品が取引できる
CFD商品は、多くの海外FX業者でも取引ができます。FXとは違い、貴金属やエネルギー、株式指数など幅広い商品に対応しています。
また、FXでは為替の取引しかできませんが、CFD商品は海外FX業者によっては現物と先物の選択も可能です。
例えば、以下のような商品を取引できます。
CFD商品の種類 | 主な商品 |
---|---|
貴金属 |
|
エネルギー | 天然ガス |
原油 |
|
コモディティ |
|
株価指数 |
|
個別株式 |
|
暗号資産 |
|
個別株式については「IFC Markets」や「FBS」など一部の業者で取引可能です。一部の商品は、扱っていない海外FX業者が多いので注意しましょう。
海外FXでCFDの取引をする3つのメリット
海外FXでCFD商品の取引をするメリットは3つあります。
- 国内のFX業者で取引するよりもレバレッジが高い
- ゼロカットシステムが採用されているので損失を抑えられる
- FXと同じ口座で取引できる
順番に見ていきましょう。
1. 国内のFX業者で取引するよりもレバレッジが高い
CFD商品の取引は、国内FXでも行えます。しかし海外FXでの取引の方がレバレッジが高く、利益を狙いやすいです。
国内FX業者と海外FX業者の商品ごとのレバレッジを、以下の表にまとめました。
FX業者 | XM | BigBoss | Axiory | 国内業者 |
---|---|---|---|---|
貴金属 |
|
50倍 | 100倍 | 20倍 |
エネルギー | 33.3倍~66.7倍 | 50倍 | 20倍 | 20倍 |
コモディティ | 50倍 | 50倍 | ー | 20倍 |
株価指数CFD | 10~200倍 | 50倍 | 100倍 | 10倍 |
暗号資産CFD | 5倍 | 50倍 | ー | 2倍 |
※商品ごとにレバレッジが異なる
国内でCFD商品の取引をする場合、FXと同じくレバレッジの制限があります。対して海外FXには制限はなく、高いレバレッジでCFD商品を取引できます。
例えばGMOクリック証券の「日本225(株価指数CFD)」のレバレッジは7倍です。
一方、海外FXのXMで同じ商品を取引する場合のレバレッジは最大200倍。
海外FXの方がレバレッジが高いので、資金が少なくても多くの利益を狙えます。
2. ゼロカットシステムが採用されているので損失を抑えられる
海外FXでは「ゼロカットシステム」が採用されているので、損失を抑えられます。
ゼロカットとは、ロスカットが間に合わず口座残高がマイナスになった際、0に戻してくれる機能です。
残高を0に戻す際の損失額は業者が負担してくれます。したがって、口座残高がマイナスになっても借金を負う必要はありません。
一方、国内FXにはゼロカットシステムがありません。そのため、急激な為替レートの変動が起こると、追証が発生し借金を抱える恐れがあります。
海外FXはゼロカットにより損失を抑えられるので、国内FXよりも借金を抱えるリスクは低いといえます。
3. FXと同じ口座で取引できる
海外FXでは、CFD商品をFXと同じ口座で取引できます。
国内業者の中には、FXの口座とは別に、CFD専用の口座を開設しなければ取引できないケースが大半です。
また、FXと同じ口座で取引できる業者は、扱っている商品が少ない傾向があります。
一方海外FXは、CFD商品を同じ口座で取引できるため、新しく口座を開設する必要がありません。
海外FXの方が、CFD商品の種類も多く、取引しやすいといえるでしょう。
3. 国内業者よりも多くの商品を取引できる
国内FXよりも海外FXの方が、多くのCFD商品を取引できます。国内FXで扱っているCFD商品と比較してみました。
FX業者 | XM | BigBoss | IFC Markets | 楽天証券 | SBI FXトレード |
---|---|---|---|---|---|
貴金属 |
|
|
|
|
ー |
エネルギー |
|
|
|
原油 | ー |
コモディティ |
|
|
|
ー | ー |
株価指数 |
|
|
|
|
ー |
個別株式 |
|
ー |
など全423銘柄 |
ー | ー |
暗号資産 |
|
など全30種類 |
ビットコイン | ー |
|
国内FXもほとんどの業者で、CFD商品の取引が可能。
しかし海外FXと比べるとCFD商品の数が少なく、一切扱っていない業者も存在します。CFD商品の取引をするなら、種類の多い海外FXをおすすめします。
海外FXでCFD取引をする際の注意点
海外FXでCFD商品の取引を行う場合は、以下の4つの点に注意してください。
- FXよりも最大レバレッジは低い
- 信託保全が義務化されていない
- 国内FXの取引よりも税金が高くなる
- スプレッドは国内業者の方がやや狭い
順番に見ていきましょう。
1. FXよりも最大レバレッジは低い
FXの取引に比べると、CFD商品はレバレッジが抑えられています。海外FXのGEMFOREXで「日経225」を取引するケースで考えてみましょう。
GEMFOREXでFXを取引する際の最大レバレッジが1,000倍に対し、日経225の取引は200倍です。
FXの5分の1のレバレッジしか活用できません。
海外FX業者の最大レバレッジが大きくても、CFD商品に関しては制限がかかっているので、注意が必要です。
2. 信託保全が義務化されていない
海外FX業者では、信託保全が義務化されていません。
信託保全とは、万が一FX業者が破綻した場合に、信託先の銀行から預けた資金が返還される管理方法のこと。
国内FX業者は信託保全が義務付けられており、破綻したとしても金銭的な補償があります。
しかし海外FXはほとんどの業者が分別管理で対応しており、信託保全は行っていません。
そのため、業者が破綻しても資金の返還がないのです。
ただ、まともな海外FX業者が破綻した例は、数えるほどしかないので、過度に不安になる必要はありません。
3. 国内FXの取引よりも税金が高くなる
海外FXの場合、CFD商品の取引で得た利益に対して5%~45%の税率がかかります。一方、国内FXでCFD商品を取引した場合の税率は、一律20.315%です。
海外FXで取引をした際の所得金額に対する税率、控除額の割合を以下の表にまとめました。
所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円~330万円 | 10% | 97,500円 |
330万円~695万円 | 20% | 427,500円 |
695万円~900万円 | 23% | 636,000円 |
900万円~1800万円 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円~4,000万円 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
国内FX業者の一律20.315%と比べると遥かに税率が高くなります。
ただし、海外FX業者で得た所得と給与所得の合計が330万円以下の場合は、国内FX業者の税率とあまり変わりません。
国内FXでも十分に利益を出せる人で税率を抑えたい場合、海外FXは不向きといえます。
4. スプレッドは国内業者の方がやや狭い
スプレッドを比較すると国内FX業者のCFD口座のほうがやや狭い水準です。
通貨ペア | ゴールド | 原油 | 日経225 |
---|---|---|---|
XM | 3.5pips | 0.3pips | 6pips |
BigBoss | 10.1pips | 1.2pips | 29pips |
Axiory | 3.2pips | 0.5pips | 14pips |
GMOクリック証券 | 4.0pips | 0.3pips | 6pips |
IG証券 | 5.0pips | 0.3pips | 7pips |
ゴールドは海外FXの方がスプレッドが狭い傾向があるものの、原油や日経225は国内FX業者の方がやや狭いでしょう。
CFDでスキャルピングをする場合は、国内FXの方がおすすめです。
CFDを取引できるおすすめの海外FX業者3選
CFD商品を取引できる海外FX業者は、複数あります。
その中でも特におすすめなのは、以下の3社です。
- BigBoss
- XM
- IFC Markets
順番に見ていきましょう。
1. BigBoss
BigBossは2013年にサービスを開始した海外FX業者です。
業者名 | BigBoss |
---|---|
金融ライセンス | セントビンセント・グレナディーン金融庁 |
取引できるCFD商品の種類 |
|
主なCFD商品のレバレッジ |
|
スプレッド(ゴールド) | 10.1pips |
ボーナス |
|
BigBossでは日経225やゴールドなど日本人にも馴染みのある商品を取引できます。
そしてBigBossのCFD商品の特徴は2つあります。
- 暗号資産CFDを30種類取引できる
- 暗号資産は土日もトレードできる
BigBossでは、暗号通貨CFDを30種類取引できます。多くの暗号通貨の中から取引が可能です。
また、BigBossの暗号通貨CFDは土日の取引にも対応しています。土日も利益を伸ばせるチャンスがあるのです。
取引を行うことで、さらに利益を伸ばすことが可能です。
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2. XM
XMは日本人トレーダーに人気の高いFX業者です。XMの詳細は以下の表の通りです。
業者名 | XM |
---|---|
金融ライセンス | 国際金融サービス委員会 |
取引できるCFD商品の種類 |
|
主なCFD商品のレバレッジ |
|
スプレッド(ゴールド) | 3.5pips |
ボーナス |
|
XMでCFD商品を取引するメリットは2つあります。
- CFD商品が47種類と豊富
- レバレッジが高い
XMはCFD商品が全部で47種類と豊富で、幅広い商品を取引可能です。さらにレバレッジが高いので、資金が少なくても多くの利益を狙えるでしょう。
他の海外FXと比べても高いレバレッジなので、一攫千金を狙いたい方におすすめです。
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3. IFC Markets
IFC Marketsは2006年創業の海外FX業者です。IFC MarketsのCFD商品について、以下の表にまとめました。
業者名 | IFC Markets |
---|---|
金融ライセンス | CySEС |
取引できるCFD商品の種類 |
|
主なCFD商品のレバレッジ |
|
スプレッド(ゴールド) | 3.6pips |
ボーナス |
|
IFC MarketsでCFD商品を取引するメリットは2つあります。
- CFD商品の種類が豊富
- 一部の商品の最大レバレッジが400倍
通貨ペアは49種類と、他の海外FXと比べてもあまり変わりません。しかしその他のCFD商品の種類が非常に多く、選択肢が豊富です。
特に個別株式の種類が多いので、海外の株式を取引したい方にはぴったりのFX業者です。
さらにIFC Marketsは、一部の商品のレバレッジが400倍と他業者よりやや高めなので、より稼ぎやすいといえるでしょう。
まとめ:CFDを取引するならレバレッジの高い海外FXがおすすめ
海外FX業者でCFDを取引する際の内容をまとめると以下の通りです。
- 海外FXでは幅広い種類のCFD商品を取引できる
- レバレッジが高く、ゼロカットシステムがあるので安心
- FXより最大レバレッジが低い点には注意
海外FXの方が、CFD商品を幅広く扱っており、おすすめです。
レバレッジが高く、ゼロカットシステムが導入されているので、より多くの利益を狙いやすいでしょう。
ただ、FXより最大レバレッジが低いので、稼ぎやすさで言えばやや劣ります。また、国内FX業者で取引をするよりも税金が高いので注意してください。
CFD商品の取引ができる最もおすすめの業者はBigBossです。
暗号通貨が30種類以上あり、土日も取引できるので、利益を狙うチャンスが多いでしょう。
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日経225やゴールドなどの商品も取引できるので、口座開設してみてください!
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