「XMでは両建てで稼ぐのは禁止されていないの?」「両建てをする際に知っておくべきことってあるの?」といった疑問を持っている方もいるかもしれません。
結論から言って、XMは両建てを禁止していません。
ただし、禁止行為がいくつかあります。違反すると、最悪の場合、口座凍結の恐れもあります。
そのため、両建てをする際は、うっかり禁止行為にあたらないように注意しなければなりません。
この記事では、
- XMで許可されている両建て
- XMで禁止されている4つの両建て
- XMで両建てをする際の注意点
などについて詳しく解説します!
この記事を読めば、通常のトレードとは違い注意しなければならない点もわかります。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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XMで許可されている両建てとは?
XMでは、同一口座内での両建ては禁止されていません。
同一口座内での両建てとは、1つの口座の中で同じ通貨ペアの「買い」「売り」両方のポジションを保有すること。
同じ通貨ペアで両方のポジションを保有することで、損益が相殺されるので、含み損の拡大を防げます。
XMで禁止されている4つの両建てを解説!
XMでは、同一口座内以外での両建ては禁止されています。
XMで禁止されている両建ては以下の4つです。
- XMの他の口座と両建て
- XMの口座と他業者の口座と両建て
- 複数人がそれぞれの口座間で行う両建て
- アービトラージ
それぞれ解説していきます!
1. XMの他の口座との両建て
XMでは1アカウントにつき、8つまで口座を開設できます。
しかし、複数の口座をまたいだ両建ては禁止されています。
複数口座での両建てとは、以下のようにXM内の別の口座で両建てすること。
- A口座でドル円買いポジション
- B口座でドル円売りポジション
複数口座での両建てを認めてしまうと、FX業者はほぼ確実に損をします。そのため、複数口座での両建ては禁止されているのです。
なぜ、損をするのかその理由については後ほど解説します。
なお、初心者の方だと、意図せず複数口座の両建てをしてしまう可能性もあります。
もしバレた場合、利益を没収されたり口座凍結されたりする恐れがあるので注意してください。
2. XMの口座と他業者の口座との両建て
XMの口座と他業者の口座との両建てをする行為も禁止されています。
他業者との両建てとは以下のように、XMと違う業者で両建てすること。
- XMでドル円買いポジション
- FXDDでドル円売りポジション
こちらもXM内の複数口座での両建て同様、バレた際には口座凍結や利益没収の恐れがあります。
複数業者でトレードする時は、うっかり両建てをしないようにしてください。
特に、裁量トレードと自動売買を別々の業者でやっている場合は注意しましょう。
この場合、知らないうちに自動売買で注文したポジションと、裁量で注文したポジションが両建てになっているケースがあります。
自分では不正行為をしている認識がなくても、禁止されている行為をした時点で、ペナルティの対象になるので気をつけましょう。
3. 複数人がそれぞれの口座間で行う両建て
グループを作って複数人がそれぞれの口座間で両建てをしてもバレます。
例をあげると、グループを作って
- Aさんがドル円買いポジション
- Bさんがドル円売りポジション
という形でトレードすること。
グループ間での両建てがバレる理由は、FX業者側がトレーダー全員のポジション状況を見られるため、不審なトレードがあればすぐにわかるからです。
実際に、グループ内での両建てがバレた結果、利益を取り消された事例もあります。
4. アービトラージ
アービトラージとは、2つの商品の価格差を利用して利益を出す手法です。
アービトラージにはいくつか種類があります。
FXでは業者ごとに提示するレートに時間差があります。例えば以下のようなケースです。
21:00:00 | 21:00:01 | 21:00:02 | |
---|---|---|---|
A業者 | 100.0円 | 100.04 | 100.07 |
B業者 | 100.0円 | 100.03 | 100.04 |
21時0秒の時点ではどちらの業者もレートは100円でした。しかし、21時0分2秒の時点ではB業者の方が、安いレートを提示しています。
そのため、B業者で購入すれば、その差益で儲けが出るでしょう。
この手法ならほぼ100%勝ててしまうので、XMだけでなく他の業者などでも禁止されています。
XMで禁止されている両建てはバレやすい
XMでは、他の業者との両建てをした場合でも、すぐにバレます。
なぜなら、XMが採用しているMT4やMT5は全ての業者の取引履歴を閲覧できるからです。
海外FX業者の多くは、取引プラットフォームとしてMT4やMT5を採用しています。
そのため、他のFX業者を使用していても、取引履歴を確認されるのでバレます。
両建てがバレた場合、
- 利益の取り消し
- 出金拒否
- 口座凍結
などの重い処分が下されるため、絶対にやらないようにしましょう。
XMで両建ての禁止ルールがあるのはゼロカットやボーナスの悪用を防ぐため
XMで両建ての禁止ルールがある理由は、ゼロカットやボーナスの悪用を防ぐためです。
具体的な例として、自己資金20万円を10万円ずつXMの口座とFXDDに入金し、以下の条件で両建てをしたと仮定します。
FX業者 | XM※ | FXDD |
---|---|---|
入金額 | 10万円 | 10万円 |
ボーナス | 6万円 | 1万円 |
取引ロット数 | 1ロット | 1ロット |
ポジション | USD/JPY買い | USD/JPY売り |
両建て後のUSD/JPYの価格 | 200pips(2円)上昇 |
※XMのみ入金額に加えてボーナス6万円がもらえるとする
両建て後、200pips上昇した時に、XMの買いポジションとFXDDの売りポジションはそれぞれどうなるでしょうか?
ポジション | 損益 |
---|---|
XMの買いポジション | 200pips上昇したため、20万円の利益 |
FXDDの売りポジション | 100pips前後上昇した時点で強制ロスカットにより10万円の損失 |
XMの買いポジションは200pips上昇したことで20万円の利益が発生します。
一方で、FXDDの売りポジションは、100pips前後上昇したくらいで、強制ロスカットされるでしょう。
そのため、FXDD側の損失は入金した10万円のみ。つまり、2つの口座を合わせると10万円の利益が残りますよね。
このような両建てを認めると、トレーダー側がほぼ勝てるような仕組みになってしまうため、XMだけでなく多くのFX業者で禁止されています。
XMで両建てをする3つのメリット
XMでの両建ては、禁止行為が多いものの、メリットもあります。ここでは、XMで両建てをする3つのメリットについて解説します。
- 強制ロスカットを避ける
- うねり取りで買いでも売りでも利益が得られる
- トレンド発生の見極めに使える
それぞれ順に見ていきましょう。
1. 強制ロスカットを避ける
両建てをすれば、含み損が膨らみ続けるのを避けられます。
例えば、1ドル100円の時に買いポジションを保有し、強制ロスカットラインが98.5円だったと仮定します。
価格が下がり続けて、98.5円を割った場合、強制ロスカットが発動してしまいますよね?
強制ロスカットを避けるためには、価格が98.5円を割る前に、買いポジションと同じロット数の売りポジションを持ちます。
「買い」と「売り」で同じロット数のポジションを持てば必要証拠金はゼロになります。
この場合、証拠金維持率が0%になるので、価格が上昇しても下落しても強制ロスカットされなくなります。
頃合いを見て買いポジションを決済すれば、大損を避けられるでしょう。
2. うねり取りで買いでも売りでも利益が得られる
うねり取りは両建て手法の中でもよく使われる手法で、買い・売りポジションの両方のポジションを持ちながらトレードします。
主にレンジ相場で使われる手法で、以下のように、一定の価格帯で買いと売りを繰り返します。
決済するタイミングさえ間違えなければ、利益を得られるでしょう。
3. トレンド発生の見極めに使える
相場を見ていて、トレンドが発生するか微妙な時がありますよね。
その時に両建てを使えば、リスクを抑えてトレンドに乗ったり、あるいはレンジ相場の反転で利益を得たりできます。
例えば、レンジ相場で、レジスタンスライン付近で買いポジションと売りポジションを持ったとしましょう。
この後上昇トレンドを形成するか、レンジ相場が継続するかで戦略が変わります。
買いポジション | 売りポジション | |
---|---|---|
上昇トレンドを形成した場合 | 保有し続ける | 直近高値を超えたら損切り |
レンジ相場が継続した場合 | 損切り | 保有し続ける |
上記のようなトレードをすれば、上昇トレンド、レンジ相場どちらになっても勝てる可能性があります。
ただし、損切りするタイミングを間違えると利益が出せない可能性もあるので、100%勝てる手法ではありません。
XMで両建てをする際の注意点
XMで両建てをする際には、注意しなければならない点もいくつかあります。
- 大損するリスクもある
- 長期間保有すると支払うスワップが増える
- EAを使っている場合は、うっかり禁止されている両建てをしていないか注意
それぞれ解説しますね!
1. 大損するリスクもある
両建てをし続けている限り、当然利益は発生しません。利益を得るためには、買い・売りどちらかのポジションを決済する必要があります。
しかし、決済するタイミングをミスすると損をしてしまう可能性も。
最悪のケースでは、両建てを外しても含み損が拡大し強制ロスカットされます。
2. 長期間保有すると支払うスワップが増える
XMの場合、多くの通貨ペアが買いも売りもマイナススワップです。そのため、片方のポジションを保有する場合よりも支払うスワップが増えてしまいます。
以下の表はドル円を1ロットずつ両建てした場合に発生するスワップポイントです。
通貨ペア | 買った場合のポイント | 売った場合のポイント |
---|---|---|
USD/JPY | -236 | -390 |
30日間両建てした場合に支払うスワップポイントを計算すると、合計で1万8,780円も支払わなければなりません。
- 買った場合に支払うスワップポイントは7,080円
- 売った場合に支払うスワップポイントは1万1,700円
したがって、スワップポイントを狙った両建て目的で、長期間の保有はおすすめできません。
3. EAを使っている場合は、うっかり禁止されている両建てをしていないか注意
裁量トレードとは別に違う口座でEAを使った自動売買をしている方もいるでしょう。
気付かぬうちに自動売買で注文したポジションと裁量で注文したポジションが両建てになっているケースもあります。
意図せずして両建てになっている場合も禁止行為に該当しますので、 EAを使用したトレードをする際は注意が必要です。
まとめ:うっかり禁止されている両建てをやらないように注意
XMでは、複数業者でのトレードや、XM内での複数口座での両建ては禁止されています。
特にEAを使用する際には、禁止行為にうっかり該当してしまわないように注意しましょう。
ただし、XMの同一口座内での両建ては問題なくできます。両建てのメリットを活かして、うまくトレードできれば損失を抑えて利益を出せるかもしれません。
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