これから海外FXを始めてみたいと考えているFX初心者の方に向けて、使いやすいおすすめの海外FX業者や、海外FXを利用する際のメリット・デメリットなどを詳しくご紹介します。
海外FXを利用するリスクを正しく理解するとともに、日本国内FX業者とは大きく違う魅力についても比較してみましょう。
あわせて、数ある海外FX業者の中から、自分に合ったところを選ぶポイントや、口座開設の具体的な流れ、そして利益が出た際に必ずやるべき確定申告や税金の知識まで徹底解説します。
これを読めば、海外FX経験のない初心者の方でも安心して海外FXを始められます。押さえておくべきポイントをわかりやすくまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
初心者向けの海外FX業者3選
まず、海外FX初心者におすすめの業者からご紹介します。
各社でどのような特徴があるのか、他の業者にはないメリットや、FXをする上でチェックすべきレバレッジの倍率やルールなども見てみましょう。
1位 BigBoss(ビッグボス)
おすすめの海外FX業者・第1位は「BigBoss(ビッグボス)」です。
多くの海外FX業者の中でもさまざまな強みを持つ業者で、初心者からFX経験者まで利用しやすいと定評があります。
■おすすめポイント
- 最大レバレッジ999倍
- 追証なしのゼロカットシステム
- ロスカット水準20%
- 毎週の取引ボーナスあり
- NDD方式、Equinix社のサーバーで高速約定
- 口座開設までがスピーディー、わずか3分で完了
- 世界標準の取引ツールMT4仕様
- ファンドマネージャーが運用するプレミア口座もあり
- 日本語サポートチームあり、サポート体制も充実
- 初めての方でも安心、YouTubeの解説動画あり
国内FXでは利用できない高いレバレッジを誇り、日本語によるサポートも受けられるため、FX初心者の方でも安心してチャレンジできます。
どのようにFXを始めたら良いか、ツールの使い方などを詳しくまとめた解説動画もあるため、1からFXに取り組みたいという方にもおすすめの業者です。
また、口座開設は国内の銀行入金にも対応していること、少額入金でスタートできるなど、まずお試しでFXを始めてみたいという方にもぴったりです。
さらに、口座開設を申し込む際に、仮想通貨(暗号資産)の現物取引口座「FOCREX」もあわせて開設できるため、さまざまな取引にチャレンジしたい方は申し込んでみてはいかがでしょうか。
期間限定ではありますが、豪華な入金ボーナスキャンペーンもたびたび行われているため、ぜひチェックしてみると良いでしょう。
2位 XM Trading(エックスエムトレーディング)
海外FX業者の中でも知名度が高いXM Tradingは、日本語サポートが充実していることで知られています。
■おすすめポイント
- 最大レバレッジ888倍
- ゼロカット保証
- 最大100万ドルまで資産を保証
- 取引ボーナスあり
- 特徴の違う3つの取引口座
- 日本語での24時間サポートあり
- セーシェル金融庁の公式金融ライセンスあり
3種類の異なる口座を開設できるXM Tradingは、1人あたり最大8つの口座を持つことができます。
少額トレードからスタートしたい場合におすすめのXMマイクロ口座、狭いスプレッドが特徴のXMゼロ口座、そして幅広いトレーダーに人気のXMスタンダード口座の3種類です。
また、入金ボーナスをはじめ3種類のボーナスプログラムを取り扱っており、これからFXを始めてみたい方にも非常に魅力的です。
万一の際の資産保証額も高いことや、顧客から預かった資金の分別管理を徹底しているなど、安心して取引を始められる海外FX業者と言えるでしょう。
3位 GEMFOREX(ゲムフォレックス)
3位はGEMFOREX(ゲムフォレックス)という海外FX業者です。
運営会社はニュージーランドですが、もともとは日本人が設立した「GemTrade」というFX自動売買ソフト(EA)会社から始まっており、日本に向けたサポート体制も整っています。
■おすすめポイント
- 最大レバレッジ1,000倍
- 約定率が高い
- 日本語サポートあり
- 口座開設がすぐにできる
- 無料で自動売買ソフト(EA)使い放題
- 2017年からベストブローカー賞を受賞
多くの海外FXの中でも知名度が高く、日本人利用者も多いFX業者です。
「約定力の高さ」を売りにしており、トレーダーが取引をしたいと思ったタイミングで取引ができる・注文成立するという魅力があります。
もともと自動売買ソフト(EA)を扱う会社だったこともあり、GEMFOREXでは自動売買ソフトを利用できるほか、他のトレーダーの売買システムを利用できるミラートレードサービスも無料で利用できます。
他の海外FX業者にはないコンテンツを楽しめるのが、GEMFOREXの大きな魅力です。
海外FXとは
海外FXを利用する前に、そもそも海外FXとは何かを理解しておきましょう。
日本国内に本社があるFX業者を利用して取引するのが国内FXですが、これに対して、海外に本社をもつFX業者を利用して取引することを海外FXと言います。
国内FXは日本国内のルール(法律)が適用されますが、海外FXはその国・地域のルールが適用されるため、国内FXにはない高いレバレッジでの取引ができるなど、大きな違いがあります。
海外FXは違法ではない
国内FX業者の場合は、上述のとおり日本のルールを守らなくてはならないため、金融庁の認可を得てから事業を行う必要があります。
対する海外FX業者は海外にある会社のため、日本の金融庁の規制外です。つまり、日本の金融庁の認可を得る必要はありません。
しかし、だからといって無認可というわけではなく、基本的には本社がある国・地域の法律や国際的な金融ライセンスに基づいて営業をしており、安心して利用できるのが特徴です。
「海外FXは違法ではないの?」と心配する方もいるかもしれませんが、日本国内から海外FXを利用すること自体は違法ではありません。
英語がわからなくても利用できる
「海外FX」と聞くと、英語やその他の言語がわからないから利用できないというイメージがあるかもしれませんが、日本語版のサイトを用意したり、日本語でのサポートに対応していたりする業者も多くなっています。
日本人によるサポートを受けられることもあるため、たとえ英語がわからなくても利用できるのが海外FXの特徴です。
海外FXのメリット8つ
海外FXには、国内FXにはないさまざまなメリットがあります。
①最大レバレッジが大きい
国内FXと海外FX最大の違いと言えるのが、レバレッジです。国内FXの場合は最大25倍までですが、海外FXは数百倍から数千倍という桁違いのレバレッジ取引が可能です。
元手が少ないという方でも、少額の資金で大きな利益が期待できるようになっています。
②追証なしのゼロカットシステム
国内FXの場合は口座残高がマイナスになると、追加で資金(証拠金)を入金しなくてはならない「追証」がありますが、海外FXは口座残高にある資金を超えるマイナスになった際は「ゼロカットシステム」を利用できます。
マイナス分を補填する仕組みで、国内FXと違って追証も不要です。これにより、口座への入金額以上の資金を失うことはなく、ハイレバレッジでも安心して取引可能です。
③ボーナス・キャンペーンが充実
口座開設時をはじめ、入金時にもらえるボーナスのほかにも、取引ごとに付与されるボーナスなど種類が豊富なのが特徴です。
たとえば、「入金額の100%がボーナスでもらえる」という豪華なボーナスをはじめ、「取引のロット数に応じて毎週ボーナスが付与される」などのボーナスもあります。
④注文方式が「NDD方式」で透明性が高い
国内FXの多くは、ディーラーが介入する「DD方式」と言われる仕組みを採用していますが、海外FXの多くはディーラーが介入しない「NDD方式」を採用しているため、取引の透明性が高いという魅力があります。
⑤口座開設までがとてもスピーディー
国内FXの口座開設は1週間以上かかることもありますが、海外FXの多くは1~2日程度で完了するためとてもスピーディーと言えます。できるだけ早くFXを始めてみたいという方にぴったりです。
⑥取引ツールで「MT4・MT5」が使える
国内FX業者の多くは、独自の取引ツールを採用していますが、海外FX業者の多くは「MT4」や「MT5」を採用しています。高性能かつカスタマイズ性に優れている上、自動売買ツールの追加もできて便利と言われています。
⑦取引制限なし
国内FXでは業者のサーバーに負担がかかるスキャルピングを禁止している場合が多くみられますが、海外FXであればスキャルピングを禁止していない・厳しいルールを設けていないことがほとんどです。
⑧取り扱い銘柄が豊富
海外FXは国内FXと比べ、取引できる通貨ペアが多いのが特徴です。株価指数などのCFD取引や、仮想通貨取引も可能です。
海外FXのデメリット5つ
海外FXにはメリットばかりでなく、デメリットも少なからず存在しています。
①スプレッドや取引手数料など取引コストがかかる
国内FXに比べてできる取引の幅が広いため、そのぶん取引コストがかかりやすくなります。しばらくの間トレードをしないと、口座の維持手数料が発生する場合もあり、注意しなくてはなりません。
②取引や入出金のルールが複雑でわかりにくい
海外業者のため、入出金に関するルールが国内業者と違っていたり、入出金方法によっては時間がかかったりすることもしばしばあります。
③国内FXより税金が高くなることも
海外FXと国内FXで得た利益はそれぞれ確定申告をする必要がありますが、双方で得た利益の計上方法や申告する税金の種類が異なっているため、場合によっては国内FXより税金が高くなることもあります。
④サポートの日本語対応が不十分なことも
大手の海外FX業者では日本語でのサポートに対応している場合が多い一方、中にはスムーズなやり取りが難しいケースもみられます。サポートの対応によってトラブル解決に時間がかかることもあるため、日本語サポートに定評がある海外FX業者を選ぶと良いでしょう。
⑤情報が少ないので、詐欺や悪徳業者に注意
国内FXに比べて海外FXは種類も多く、情報もまちまちのため、本当に信頼して利用できる業者なのかわからないということがあります。詐欺や悪徳業者である可能性も少なからずあるため、利用前にリサーチしておく必要があります。
海外FXの始め方・手順
ここからは、実際に海外FXをどのように始めれば良いのか、海外FXの始め方や手順をひとつずつ解説していきます。
すでに国内FXの経験がある、口座開設をしたことがあるという方でも、海外FX業者になると手順や口座開設に必要なものが違っているため、チェックしておきましょう。
【海外FXを始めるのに必要な条件】
- 20歳以上であること
海外FX業者によっては、20歳ではなく「18歳以上」を条件にしているところもあります。必ず確認をし、ルール違反をしないように条件を満たしたうえで口座開設の手続きをしましょう。
基本的には20歳以上であれば国内も海外も利用できますが、満21歳以上を条件にしている海外FX業者もいるので注意が必要です。この場合は20歳になったからといって条件を満たしたことにはならないため、やはり口座開設の申し込み前にきちんと規約をチェックしておく必要があります。
また、中には18歳の高校生だけど、18歳以上が利用できる業者でお小遣いを使ってFXを始めたいという場合もあるかもしれません。
残念ながら、満18歳以上という条件を満たしている人でも、国内FXの場合は高校在学中にFXを利用できないのが一般的です。
しかし、海外FX業者の中には高校生でも18歳以上であれば利用できるところもあり、しかもこの場合は親の同意書なども不要なため、他の人と同じ工程で口座開設の手続きが可能です。
【海外FXを始めるのに必要なもの】
- 本人確認書類
- 住所確認書類
- パソコンやスマホ
海外FXと国内FXでは、口座開設にあたって必要なものが異なっているため注意しましょう。海外FXの場合は、運転免許証などの本人確認書類をはじめ、その他にも住所を確認できる書類が必要です。
これらは法令によって決められているもののため、必ず用意しなくてはなりません。
国内FX業者の場合は本人確認書類に加えてマイナンバーカードが必要になりますが、海外FX業者ではマイナンバーカードは必須ではありません。
ただ、マイナンバーカードは本人確認書類としてみなされる業者もあるため、運転免許証やパスポートなどの顔写真付きの本人確認書類を持っていない方は、利用すると良いでしょう。
■本人確認書類になるもの
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- マイナンバーカード
■住所確認書類になるもの
- 住民票のコピー(写し)
- 戸籍抄本、戸籍謄本
- 公共料金の利用明細書(水道、電気、ガス、固定電話など)
- クレジットカードの利用代金明細書
- 銀行明細書
- 国民健康保険証
本人確認書類と住所確認書類は、利用する海外FX業者によって利用できるもの・できないものがあるため、口座申し込み前に必ず確認しておきましょう。
また、これらの書類を用意する際に落とし穴になるのが「有効期限」です。
有効期限の指定は各社で異なりますが、多くの場合書類の発行から3か月~6か月以内のものを利用するように指示されるため、用意した書類が有効期限内かどうかも併せてチェックしておきましょう。
【海外FXの始め方・手順】
①利用する海外FX業者を選ぶ
②口座を開設する
③取引ツール(MT4・MT5)の使い方を覚える
④デモ口座で取引の仕方を練習する
⑤取引スタート
⑥利益が出たら出金する
⑦確定申告を行う
以上が海外FXの始め方、順番です。
実際に口座開設をしてから取引を始めるまでに少し時間がかかりますが、ここからはそれぞれの工程をひとつずつ、詳しく解説していきます。
①海外FX業者を選ぶ
海外FXを始めるうえで最も重要と言っても過言ではないのが、業者選びです。
海外FX業者はレバレッジやスプレッド、ボーナス、口座タイプなど、業者によってさまざまな特徴・メリット・デメリットを持っていますが、FX初心者だとどの業者を選べば良いのかという判断は難しいでしょう。
海外FX業者の選び方・ポイントについては、次の章で詳しく解説しますのでご覧ください。
②口座を開設する
取引を行う口座開設をしましょう。
海外FXにおける口座開設の一般的な流れは以下の通りです。
①メールアドレスを登録
②送られてきたメールからID・パスワードを作成
③ログイン
④氏名や住所などの詳しい情報を入力
⑤本人確認書類をアップロード
入力した内容やアップロードした書類が承認されれば、正式に取引口座の開設が完了します。
【口座開設における注意点】
- 本人確認書類が鮮明に写っているかどうか
- 名前や住所を英語で入力しているかどうか
- 入力内容に誤りがないかどうか
これらを必ずチェックしながら情報を入力していきましょう。
本人確認書類の写真が見切れていたり、ピンボケしていたりすると承認されず、再度アップロードしなおすように連絡がくる場合があります。口座開設までに時間がかかってしまうため、一度で承認してもらえるように注意して写真撮影を行いましょう。
そして、口座開設の手続きで特に注意すべきポイントとして挙げられるのが、国内FXと違い、海外FXの場合は名前や住所を入力する際に「英語表記」でなくてはいけないことです。
日本語では住所を書くときに郵便番号や都道府県から始まって、より詳細な番地や建物名を書いていきますが、英語表記の場合は建物名や番地から始まります。
書き方が難しいという場合には、住所を日本語で入力すると自動的に英語表記に変換してくれる便利なツールもあるため、活用してみてはいかがでしょうか。
また、最後にチェックしておきたいのが、口座を開設する段階でFX業者が「口座開設キャンペーンを行っているかどうか」です。
海外FX業者の中には、口座開設で証拠金をプレゼントしてもらえるキャンペーンや、常時キャンペーンを行っているのに加え、期間限定でさらに金額をアップしているところもあります。
キャンペーンもボーナスも何もない時よりも、こうしたタイミングで口座開設をすると証拠金になる資金がもらえたり、ボーナスが付与されたりするのでおすすめです。
海外FX業者のBigBossであれば、事前に書類提出を行う必要がなく、わずかな時間で口座開設を完了できる「クイック口座開設」を利用できます。
必要事項の入力からすぐに審査が行われ、申し込みから約1分で口座開設が可能です。口座開設ができればすぐに入金でき、すぐに取引がスタートできるのも魅力です。
本人確認書類などの必要書類は、出金時までに提出しておけばOKです。このようにBigBossはできるだけ早く海外FXデビューをしたい、FXをやってみたいという方のニーズにこたえており、使い勝手の良い海外FX業者と言えるでしょう。
③取引ツール(MT4・MT5)の使い方を覚える
続いて、取引に利用するMT4やMT5の使い方を覚えましょう。
国内FXの場合はそれぞれのプラットフォームを利用して取引を行うのが一般的ですが、海外FXはMT4やMT5という取引プラットフォームを利用するのがほとんどです。
無料でダウンロードできるため、口座開設が済んだらダウンロードしておくと良いでしょう。
具体的な使い方は、海外FX業者の公式サイトに記載してあったり、動画サイトでわかりやすく紹介してあったりするため、実際に取引をする前に使い方に慣れておきましょう。
業者によってはすべて日本語で解説してくれるところもあるため、まったく英語がわからないという方でも大丈夫です。
④デモ口座で取引の仕方を練習する
海外FX初心者がいきなり入金して取引をするのはリスクが高いため、まずはデモ口座を使って取引を練習してみましょう。
デモ口座とは、FX業者側で用意されているバーチャルな口座のことで、お金を入金しなくてもデモ口座内にバーチャルな資金が用意されているため、費用をかけることなく取引の練習ができるようになっています。
実際の取引環境と同じように取引を体験できるため、FX初心者の方にぴったりです。
ただ、デモ口座はあくまでバーチャルな口座のため、いくらデモ口座で利益をあげたとしても実際に出金するなど利益を得ることはできません。
無料でトレードの実戦練習ができ、取引のツールも試せるため、まずはデモ口座で取引のやり方を学んでから実際の取引を行いましょう。
⑤取引スタート
ここまできたら、ようやく実際の取引をスタートさせましょう。
資金を入金して口座に反映されたら、いよいよトレードスタートです。
利用するFX業者によっては、口座開設ボーナスで資金(証拠金)がすでに口座に反映されている状態になっているため、実際には自身のお金を入金しなくても取引できる場合があります。
ここからは自身の資金を使って取引をしていくため、細心の注意を払いながら少しずつトレードをしていきましょう。
⑥利益が出たら出金する
利益が出たら、コツコツ出金するのがおすすめです。
特に、元手となる資金(原資)はすぐに出金して抜いておくとプラス成績になります。
出金手数料がかかるからと言ってそのまま放置しておくと、思わぬトラブルに遭う可能性もあるため、こまめに出金をしておくと良いでしょう。
また、規約で資金保証をしている業者は良いかもしれませんが、すべての海外FX業者がそうというわけではありません。
業者に預け入れている資金に万が一のことがあった際に手元に戻ってこない可能性もあるため、口座開設前に業者のルールを確認するとともに、利益が出たら定期的に出金するように心がけておきましょう。
⑦確定申告を行う
海外FXで得た利益が年間20万円以上になると、税金のかかる「課税対象」になります。
詳しい計算方法や税率については後述しますが、海外FXと国内FXで得た利益にかかる所得税の税率は違っているため、どのように計算して申告すれば良いか、注意しなくてはなりません。
サラリーマンの方が副業として海外FXをする場合、副業で収入が増えると住民税の通知などで会社にばれてしまうことがありますが、できるだけ副業をしていることが会社にばれないようにするための方法も詳しくご紹介しますので、ぜひご覧ください。
海外FXの業者・口座を選ぶ10のポイント
ここからは、海外FXの業者選びの方法や、複数ある口座の種類からどれを選べば良いのかなど、10のポイントをご紹介します。
①レバレッジの高さ
まずは、海外FXと国内FX最大の違いでもある「レバレッジの高さ」についてです。
国内FXが最大25倍のレバレッジであるのに比べ、海外FXは数百倍から数千倍のレバレッジをかけることができるため、ハイリスク・ハイリターンの取引ができるのが魅力です。
もちろん、レバレッジの高さだけで業者選びをするのもひとつの手ですが、さらにスプレッドや取引手数料、ボーナス、入出金方法、業者の口コミなどの信頼性など、総合的に考えて選ぶと良いでしょう。
以下が各業者・各口座の最大レバレッジです。
BigBoss | ・スタンダード口座 999倍
・プロスプレッド口座 999倍 |
XM Trading | ・ゼロ口座 500倍
・マイクロ口座 888倍 ・スタンダード口座 888倍 |
GEMFOREX | ・オールインワン口座 1,000倍
・ノースプレッド口座 1,000倍 |
また、GEMFOREXでは1,000口座限定で「5,000倍」という高レバレッジを実現した口座も存在します。
②ボーナスの種類や金額
業者によってさまざまなボーナスが用意されていますが、種類や金額、ボーナスをもらえる条件が異なっているため、自分にとって最もお得だと思える業者を選ぶと良いでしょう。
ボーナスをもらったとしても、何らかのルールに抵触するとボーナスが消滅してしまう可能性もあるため、ボーナスの適用条件や利用ルールは必ず確認しておきましょう。
口座開設ボーナス、入金ボーナス、取引ボーナスなどさまざまなボーナスが用意されています。
③スプレッドや取引手数料などのトータルコスト
買値と売値の差を示す「スプレッド」は開いていないか、取引手数料はどれくらいかかるかを確認しておきましょう。これらはいわゆる取引コストのため、少なければそれだけ利益が大きくなるからです。
スプレッドの狭さだけ、取引手数料の低さだけで選ぶのではなく、これらを総合的に見たトータルコストで業者選びをすると良いでしょう。
④金融ライセンス
出金トラブルなどに遭うリスクを下げるためにも、金融ライセンスを取得した信頼できる業者かどうかを確認しましょう。
BigBoss | セントビンセント・グレナディーン諸島ライセンス |
XM Trading | セーシェル諸島ライセンス |
GEMFOREX | ニュージーランドライセンス |
⑤資金の保証制度(信託保全・分別管理)
預け入れている資金に万が一のことがあった場合、どのように保証してくれるかという「保証制度」もチェックしておきましょう。
業者が万が一破綻した場合に、トレーダーの資産を保証する「信託保全」に対応しているところや、顧客と業者の資産を別の場所で管理する「分別管理」を行っている業者などが安心です。
新しい顧客が入金した資金を、別の顧客の利益として支払う、いわゆる「自転車操業」の状態を続ける悪徳業者もいるため、これらの制度に対応しているかどうかは重要です。
BigBoss | 分別管理 |
XM Trading | 分別管理 |
GEMFOREX | 分別管理 |
⑥入出金の方法や手数料
海外FXはクレジットカードやデビットカード、海外銀行送金、国内銀行送金、オンラインウォレット、仮想通貨などが主な入出金方法です。
業者によって対応している方法、手数料やそれぞれの入出金にかかる時間が異なります。
自分が使いやすい方法、手数料が安い方法に対応している業者を選びましょう。
⑦約定力が高いか
約定(やくじょう)とは、注文が成立することを指します。また、約定力とはトレーダーが注文した価格のまま注文を成立させる力のことを言います。
約定力が低く、注文した際の価格と実際に約定した時の価格に差が生まれる「スリッページ」が発生したり、注文した価格とは違う新たな価格が表示されてしまう「リクオート」になったりする業者は、大きな損失につながるので注意が必要です。
業者が公表している約定率や、使っているサーバーを参考にしましょう。また、世界中の金融機関が利用しているEquinix社のサーバーは特に信頼性が高いとされています。
BigBoss | NDD方式(高速約定) |
XM Trading | NDD方式
→全注文の99.35%が1秒以内に約定 |
GEMFOREX | NDD・DD方式
→全取引の99.99%を0.78秒以内に執行 |
⑧サポートの日本語対応レベル
海外の業者のため、サポートの日本語レベルが低いことも多くみられます。
「日本語対応可能」とうたっていても、日本人のスタッフではなく外国人スタッフが翻訳ソフトを使って対応しているだけで、スムーズに伝わらないこともあります。
そのため、日本人スタッフが常駐している業者がベストです。事前にサポートに問い合わせておき、対応をチェックすると良いでしょう。
BigBoss | 日本語対応◎(日本人によるサポートチームあり) |
XM Trading | 日本語対応◎(営業時間内に限る) |
GEMFOREX | 日本語対応◎(日本人によるサポートチームあり) |
⑨取引方法に制限があるか
国内FX業者はスキャルピングを禁止しているなど、取引方法への制限が厳しい傾向があります。
対する海外FX業者は比較的寛容ですが、中にはスキャルピングを禁止していたり、制限を設けているところもあったりするため注意しておきましょう。
利用規約をよく確認して、自分が利用したい取引方法が可能な業者を選びましょう。
⑩日本円を証拠金にできるか
海外のFX業者のため、口座通貨に「日本円」を選べない場合もあります。
取引に利用する証拠金がドルなどの外貨になると、入出金時に両替コストが発生するため、基本的には口座通貨に日本円を選択できる業者が良いでしょう。
海外FXの口座開設~取引スタートまでの流れ
海外FXの口座開設から取引を始めるまでの流れについて解説します。
手続きの工程が多く、時間のかかりやすい国内FXに比べて、海外FXはスピーディーに口座開設できるのがメリットです。
国内FXの場合、口座開設の申請後に郵送で書類を受け取る必要があるため、ほとんどの場合口座開設完了まで数日から1週間ほどかかります。
それに対して、海外FXは簡易書留書類が必要ないため、1~2営業日ですぐに口座開設が完了することが多いのが特徴です。
①フォームに必要事項を入力し、アカウントを作成
まずは、海外FX業者の口座開設フォームに必要事項を入力して、アカウントを作成しましょう。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 取引経験
- 資産
- 銀行口座情報など
業者によっては、この段階で本人確認書類などの必要書類のアップロードが必要な場合もあるため、事前に準備しておくと良いでしょう。
②必要書類をアップロード
マイページにログインをして、必要書類をアップロードします。スマートフォンで写真を撮って、その画像をアップロードして承認してもらう方法です。
必要な書類は主に以下の2つです。
【本人確認書類(身分証明書)】
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 健康保険証など
【住所証明書】
- 公共料金領収書
- クレジットカードや携帯電話料金の明細書
- 住民票の写しなど
住所証明書については、「発行から3か月(6か月)以内のもの」など条件があるので事前に確認しておきましょう。
③取引ツールのダウンロード
取引に利用するツールをダウンロードしておきます。
海外FXの取引ツールは「Meta Trader(メタトレーダー)」と呼ばれるツールが主流で、現在はMT4とMT5の2種類のバージョンがあり、業者によってどちらのバージョンに対応しているかは異なります。
MT4やMT5はカスタマイズ性に優れており、EA(Expert Advisor)という自動売買システムを追加することも可能です。
また、業者によっては、口座に入金するまでは自分が登録したアカウントにログインできない場合もあります。そのため、デモ口座が用意されている場合には、口座開設の承認が完了するまでデモ口座を使い、取引の練習・シミュレーションをしておくと良いでしょう。
④口座開設が承認されたら完了
口座開設が承認されたらメールが届きます。これで、入出金や取引などすべてのサービスが利用できるようになります。
⑤口座に入金する・利益が出たら出金する
海外FXにおける主な入出金方法は次の通りです。
ただし、業者によって対応している方法や手数料、入出金にかかる時間などが異なる場合があるので、業者選びの段階でよく調べておきましょう。
【主な入出金方法】
メリット | デメリット | |
クレジットカード | ・手数料がかからない
・入金スピードが速い ・カードのポイントが貯まる |
・入金額以上の出金ができない
・出金に時間がかかる ・ブランドによって利用できないこともある |
デビットカード | ・手数料がかからない
・入金スピードが速い ・カードのポイントが貯まる |
・入金額以上の出金ができない
・出金に時間がかかる ・事前に資金を用意しておく必要がある ・ブランドによって利用できないこともある |
海外銀行送金 | ・対応している業者が多い | ・手数料が高い
・着金までに時間がかかる ・日本の銀行で対応していないところがある |
国内銀行送金 | ・手数料が安い
・入金スピードが速い |
・海外FXに対応しているところが少ない
・出金時に時間がかかる場合がある |
オンラインウォレット
(bitwalletやスティックペイなど) |
・入金スピードが速い
・海外FX業者間で出金、入金をする場合手数料がかからない |
・対応する銀行が限られる |
仮想通貨 | ・着金が速い | ・相場の変動リスクがある
・取引所口座を開設したり、ウォレットを別途作ったりする必要がある ・仮想通貨の入金や送金などの操作をする必要がある |
クレジットカードを持っていない場合、安心して利用できるのは、国内銀行送金です。
BigBossは国内銀行送金に対応しており、おすすめの入出金方法です。
また、入金はデビットカードやクレジットカード、出金は銀行送金などと分けて使うのも良いでしょう。
海外FXの税金・確定申告
最後に、海外FXで得た利益はどのくらい税金がかかるのか、どのくらいの利益が出たときに確定申告をしなくてはならないのかなど、税金について見てみましょう。
これまで会社が年末調整を行っていたため、確定申告をしたことがないという方も少なくありません。
サラリーマンなどの給与を得ている方で、副業として海外FXを始めようと思っている場合は、利益を得たら確定申告をしなくてはならないため、必ず覚えておくようにしましょう。
海外FXで利益が出たら納税・確定申告が必要
まず、海外FXで利益が出た場合は税金がかかり、確定申告が必要になります。
【確定申告が必要になる場合】
給与所得者(サラリーマンやアルバイトなど)…海外FXの利益が年間20万円を超えた場合
非給与所得者(専業主婦や学生、個人事業主など)…年間38万円を超えた場合
サラリーマンなど給与を得ている方が副業として海外FXをする場合、年間20万円が確定申告ラインだと覚えておきましょう。
1月1日から12月31日までに得た利益について確定申告をして、翌年に支払うべき税金の金額を確定させるのが確定申告です。
「忘れていた」という理由ではすまされないため、海外FXを始めようと思っている方は必ず確定申告をしましょう。もし確定申告を期限内に済ませなかった場合には、延滞金がかかるほか、さらに税金がかかる可能性があります。
また、多くの利益を得ていたにもかかわらず確定申告をしないのは、脱税行為とみなされて刑罰の対象になる可能性もあるため、必ず確定申告をしましょう。
ただし、税金がかかる課税対象になるのは「ポジションを決済したときに出た利益」で、たとえポジションを保有していて含み益があっても、未決済の状態であれば税金はかかりません。
つまり、利確(利益確定)した場合に課税対象になるということです。
税率は海外FXが累進課税、国内FXが一律20%
海外FXと国内FXの利益にかかる所得税の税率は違うことを知っておきましょう。
国内FXの場合は一律20%(住民税も含まれます)、対する海外FXの場合は累進課税と呼ばれるもので、所得(利益)の額に応じて税率が上がる仕組みになっています。ここに、別途10%の住民税もかかります。
つまり、海外FXで得た利益が多くなればなるほど税金がかかる率も多くなるということです。
海外FXにおける所得税の税率は、以下のようになっています。
所得金額 | 所得税率 | 控除額 | 住民税 |
195万円未満 | 5% | 0円 | 10% |
195万円~330万円未満 | 10% | 97,500円 | 同じ |
330万円~695万円未満 | 20% | 427,500円 | 同じ |
695万円~900万円未満 | 23% | 636,000円 | 同じ |
900万円~1,800万円未満 | 33% | 1,536,000円 | 同じ |
1,800万円~4,000万円未満 | 40% | 2,796,000円 | 同じ |
4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 | 同じ |
国税庁ホームページ「令和2年分所得税の税額表」を加工して作成
サラリーマンの方などで、海外FXを副業としてスタートしようと考えている場合、会社に副業がばれないようにしたいという方も少なくありません。
その場合、住民税の納税方法を「普通徴収」に切り替えると会社には知らされません。
通常は、会社の給与から毎月天引きされる「特別徴収」という仕組みになっていますが、このままにしておくと税務署から会社に届く住民税の通知で、副業が会社にばれる可能性があります。
前年に大きく昇給したなどの理由がない限り、会社の給与に対して住民税の金額が例年より多くなれば、他にも収入がある、つまり会社外で副業をしていると会社にばれてしまうでしょう。
会社によっては、就業規則で副業を禁止しているところも少なくありません。副業を解禁している企業も増えているものの、従業員は就業規則には従う必要があるため、副業が禁止されている会社にばれると解雇理由にもなります。
その対策として、特別徴収から普通徴収に切り替え、自分で直接住民税を納付するようにしましょう。
まとめ
海外FX業者はとても数が多く、どの業者を利用すれば良いかわからないという方は多いでしょう。
今回ご紹介しましたポイントを踏まえて、安全に取引ができる海外FX業者をぜひ探してみてください。
また、いきなり多くの資金を投入して取引をするのではなく、まずはデモ口座を使って練習をしたり、少額の資金からスタートしたりするなど、コツコツと取引経験を積んでいくようにすると良いでしょう。
金融ライセンス取得済みで、日本人による安心の日本語サポートが受けられるBigBossなど、リスクの少ない業者を選ぶのがおすすめです。
【おすすめの海外FX業者はBigBoss】
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