スキャルピングと言えば、1日に数回~数十回以上の短期売買を繰り返して、利益を積み重ねていくトレード手法のこと。
「隙間時間を使って効率よく稼ぎたい…!」
「少額取引で大きな利益を上げたい…!」
こんな風に思っている個人投資家の方や、副業で稼ぎたい人に人気の取引方法です。
スキャルピングをするなら、国内FXよりも海外FXがおすすめ。
本記事では、海外FXでスキャルピングにおすすめの口座と、スキャルピングに適した口座の選び方を解説します。
スキャルピング禁止の業者でスキャルピングが発覚すると、口座凍結など重いペナルティをかけられる可能性もあるので、口座選びのポイントを押さえて失敗しない口座選びをしましょう !
スキャルピングにおすすめの海外FX口座ランキング6選
海外FXでスキャルピングをする時におすすめのFX口座を、6社に厳選して紹介します。
レバレッジ・スプレッド・取引手数料・取引ボーナスなどを総合評価してランキングしてあるので、どこのFX口座でトレードしようか迷っている方は参考にしてください。
スキャルピングとは:エントリーからイグジットまでの時間が数秒~数十秒で、一回の利益は1~20pips程度、トレード回数は一日数十回以上おこなうのが一般的。国内FXとは違い、海外FXにはレバレッジ規制がないので、最大1000倍といった超ハイレバレッジでのスキャルピング取引が可能とされるが、一方で大きく稼げるかどうかは業者や口座のスペックが大きく関わってくる。
【海外FX各社の特徴一覧】
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | |
業者名 |
プロスプレッド口座 |
XM Zero口座 |
ブレード口座 |
ILC口座 |
ナノスプレッド口座 |
ノースプレッド口座 |
スキャルピング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ 一部制限 |
最大レバレッジ | 999倍 | 888倍 | 500倍 | 200倍 | 400倍 | 1000倍 |
スプレッド(ドル円) | 0.4pips | 0.0pips〜0.1pips | 0.2pips | 0.2pips | 0.3pips | 0.3pips~ |
実質取引コスト※ | 0.9pips | 1pips | 1pips | 1pips | 1pips | 0.3pips~ |
取引手数料 | 1ロット / 往復9ドル | 1ロット / 往復10ドル | 1ロット / 往復7ドル | 1ロット / 往復5ドル | 1ロット / 往復6ドル | 無料 |
取引ボーナス | 1ロット / 4ドル | なし(口座開設ボーナスあり) | なし(口座開設ボーナスあり) | なし(口座開設ボーナスあり) | なし(口座開設ボーナスあり) | なし(10,000円+100%入金ボーナスあり) |
ロスカット水準 | 20%、ゼロカット採用 | 20%、ゼロカット採用 | 20%、ゼロカット採用 | 100%、ゼロカット採用 | 20%、ゼロカット採用 | 20%、ゼロカット採用 |
取引方式 | NDD方式のECN口座 | NDD方式のECN口座 | NDD方式のECN口座 | NDD方式のECN口座 | NDD方式のECN口座 | DD方式 |
※ここでの「実質取引コスト」は、スプレッド・取引手数料・取引ボーナスを踏まえて、実際にかかると想定されるトータルコストのことです。
では、これらのランキング各社の特徴やおすすめポイントについて、詳しく見ていきましょう。
1位 BigBoss(ビッグボス):プロスプレッド口座
①BigBoss:プロスプレッド口座の特徴
プロスプレッド口座 |
|
スキャルピング | 〇 |
最大レバレッジ | 999倍 |
スプレッド(ドル円) | 0.4pips |
実質取引コスト※ | 0.9pips |
取引手数料 | 1ロット / 往復9ドル |
取引ボーナス | 1ロット / 4ドル |
ロスカット水準 | 20%、ゼロカット採用 |
取引方式 | NDD方式のECN口座 |
②BigBossを使うメリット&デメリット
【メリット】
- 最大999倍のハイレバレッジ(2021年4月に旧レバレッジ555倍から999倍へ大幅UP)
- 取引ボーナスあり(1ロットごとに4ドル相当のボーナス)
- プロスプレッド口座は、同社スタンダード口座よりもスプレッドが狭い
- 取引方式にNDD方式(ディーリングデスクを通さないインターバンク市場直結)を採用。信頼性が高く、高速約定が可能。
- 約定力が高い(世界中の金融機関が利用するEquinix社のトレーディングサーバーを採用し、高い約定能力を実現)
- ロスカット水準20%
- 追証なしのゼロカットシステム
- 初回最低入金額なしで始めやすい
- 日本語サポートが丁寧&スピーディな対応
- 実質的なコストが低い
【デメリット】
- プロスプレッド口座では取引手数料が往復9ドルかかる(同社スタンダード口座よりは安い)
- スプレッドが広め
- 利用できる取引プラットフォームがMT4のみ
③BigBossのおすすめポイント
海外FXでスキャルピングするなら、BigBossのプロスプレッド口座がダントツでおすすめ。
BigBossでは世界的に有名なEquinix社の取引サーバーを使っているため約定率が高く、さらに追証なしのゼロカットシステムを導入しているのが大きな特徴です。
業界トップクラスのハイレバレッジと初回最低入金額がないことから、資金の少ない方でも始めやすい海外FX業者と言えるでしょう。
また、他社の中上級者向け口座はボーナス対象外になってしまう場合も多い中、BigBossは一般向けの「スタンダード口座」、中上級者向けの「プロスプレッド口座」ともに取引ボーナスの対象になっており、初心者から中上級者まで満足できるサービス内容です。
デメリットとしてスプレッドが他社より広めなのと、取引手数料がかかる点がありますが、1ロットごとに4ドル相当の取引ボーナスあるため、トータルコストでは片道2.5ドルほどしかかかりません。
そのため、追証なしでハイレバレッジ取引ができる上に、トータルコストを抑えられるBigBossのプロスプレッド口座を、スキャルピングにおすすめの海外FX業者1位に選ばせていただきました。
2位 XMTrading(エックスエム トレーディング):XM Zero口座 |
①XMTrading:XM Zero口座の特徴
XM Zero口座 |
|
スキャルピング | 〇 |
最大レバレッジ | 888倍 |
スプレッド(ドル円) | 0.0pips〜0.1pips |
実質取引コスト※ | 1pips |
取引手数料 | 1ロット / 往復10ドル |
取引ボーナス | なし(口座開設ボーナスあり) |
ロスカット水準 | 20%、ゼロカット採用 |
取引方式 | NDD方式のECN口座 |
②XMTradingを使うメリット&デメリット
【メリット】
- 888倍のハイレバレッジ
- 追証なしのゼロカットシステム
- 口座開設ボーナスがある
- 8つまで口座を開設できる
- 日本語サポートあり
【デメリット】
- 取引手数料が往復10ドルと高い
- 両建ての制限がある
- 豪ドル円は、他社よりもスプレッドが広いので注意
- 取引をしないと休眠口座になってしまう
③XMTradingのおすすめポイント
日本のトレーダーに多く使われているXMTradingは、888倍のハイレバレッジと追証なしのゼロカットシステムが特徴です。
3,000円の口座開設ボーナスと、最大500ドルまでの入金ボーナス、さらに取引額に応じてXMポイントがもらえます。
ただ、取引手数料が往復10ドルと高く、トレードするたびにスプレッドと取引手数料が発生するため長期的に利用する場合はコストが高くなる可能性も。
3位 Titan FX(タイタンFX):ブレード口座 |
①Titan FX:ブレード口座の特徴
ブレード口座 |
|
スキャルピング | 〇 |
最大レバレッジ | 500倍 |
スプレッド(ドル円) | 0.2pips |
実質取引コスト※ | 1pips |
取引手数料 | 1ロット / 往復7ドル |
取引ボーナス | なし(口座開設ボーナスあり) |
ロスカット水準 | 20%、ゼロカット採用 |
取引方式 | NDD方式のECN口座 |
②Titan FXを使うメリット&デメリット
【メリット】
- 最大500倍のハイレバレッジ
- スプレッドが狭い(小さい)
- Equinix社のトレーディングサーバーを採用
- ZuluTradeで自動売買が可能
- 国内銀行送金の出金スピードが早い
【デメリット】
- 新しい海外ブローカーなので信頼性がまだ低め
- 取引ボーナスがない
③Titan FXのおすすめポイント
Titan FXは2014年にできたばかりの海外FX業者です。
分かりやすい取引ボーナスなどがないこともあってか、まだ日本での利用者は少なめ。
最大500倍のハイレバレッジやスプレッドの小ささ、出金スピードの早さには定評があり、「使ってみると案外良い」という声もあります。
4位 AXIORY(アキシオリー):ナノスプレッド口座 |
①AXIORY:ナノスプレッド口座の特徴
ナノスプレッド口座 |
|
スキャルピング | 〇 |
最大レバレッジ | 400倍 |
スプレッド(ドル円) | 0.3pips |
実質取引コスト※ | 1pips |
取引手数料 | 1ロット / 往復6ドル |
取引ボーナス | なし(口座開設ボーナスあり) |
ロスカット水準 | 20%、ゼロカット採用 |
取引方式 | NDD方式のECN口座 |
②AXIORYを使うメリット&デメリット
【メリット】
- 最大レバレッジ400倍で追証なし
- Equinix社のトレーディングサーバーを採用
- 日本語サポートあり
- 1口座あたり無制限で取引できる
- 最大取引数量が1ポジションあたり10,000万通貨
【デメリット】
- 運営会社の情報が少ない
- 20,000円以下の入金には手数料がかかる
- 取引ボーナスがない
- 入金&出金にbitwalletが使えない
- MT5が利用できない
③AXIORYのおすすめポイント
2013年に運営スタートしたAXIORYは、取引制限がなく、超短期スキャルピングや指標トレードなどなんでもOK。
MT4だけでなく、cTraderのプラットフォームが利用できるのが特徴で、手動でスキャルピングしたい方にじわじわと人気が出てきている海外FX業者です。
ただ、取引ボーナスがなかったり、20,000円以下の入金には手数料がかかったりと、まだまだ不便な点も多いのが正直なところ。
5位 Tradeview(トレードビュー):ILC口座 |
①Tradeview:ILC口座の特徴
ILC口座 |
|
スキャルピング | 〇 |
最大レバレッジ | 200倍 |
スプレッド(ドル円) | 0.2pips |
実質取引コスト※ | 1pips |
取引手数料 | 1ロット / 往復5ドル |
取引ボーナス | なし(口座開設ボーナスあり) |
ロスカット水準 | 100%、ゼロカット採用 |
取引方式 | NDD方式のECN口座 |
②Tradeviewを使うメリット&デメリット
【メリット】
- スプレッドが狭い(小さい)
- 約定率が高い
- 他社で禁止しているアービトラージも認証
- 日本語サポートあり
【デメリット】
- 初回入金額が通常250万円と高額
- ロスカット水準が100%と厳しい
③Tradeviewのおすすめポイント
Tradeviewは2004年に設立、ケイマン諸島(CIMM)で金融ライセンスを取得し、日本人口座にも対応している海外FX業者です。
一番の特徴は安定した約定力。これは世界中の金融機関で利用されているEquinix社のデータセンターを利用しているため。
レバレッジは200倍と海外FXの中では低めですが、禁止事項や取引制限がないので、スキャルピングトレーダーからの評価も高まってきています。
6位 GEMFOREX(ゲムフォレックス):ノースプレッド口座 |
①GEMFOREX:ノースプレッド口座の特徴
ノースプレッド口座 |
|
スキャルピング | △ 一部制限 |
最大レバレッジ | 1000倍 |
スプレッド(ドル円) | 0.3pips~ |
実質取引コスト※ | 0.3pips~ |
取引手数料 | 無料 |
取引ボーナス | なし(10,000円+100%入金ボーナスあり) |
ロスカット水準 | 20%、ゼロカット採用 |
取引方式 | DD方式 |
②GEMFOREXを使うメリット&デメリット
【メリット】
- 最大レバレッジ1000倍
- 取引手数料が無料
- 日本語サポートあり
【デメリット】
- スキャルピングに一部制限あり
- 初回最低入金額が30万円からと高い
③GEMFOREXのおすすめポイント
GEMFOREXは最大レバレッジが1000倍の海外FX業者です。
取引手数料無料は魅力的ですが、初回最低入金額が30万円からと高めなので、ある程度まとまった資金を用意できるトレーダー向けです。
スキャルピングに一部制限があり、ガイドラインで下記のように表記されています。
”短期間(5分間を目安)に往復合計10LOT以上での連続したお取引を継続された結果、カバー先にて予告無く取引停止となり、該当取引分につきましてdeal cancelとなったケースがございました。”
引用元:GEMFOREXのガイドライン「スキャルピングに関するルール」
つまり、GEMFOREXでスキャルピングする時は、注文が入りづらくなる可能性があるため、極端な取引を避けた方がいいでしょう。
スキャルピングするなら海外FXがおすすめな理由3つ
ここまで、スキャルピングにおすすめの海外FX業者6社の特徴やメリットを紹介してきましたが、そもそも「なぜ、スキャルピングに海外FXを使うべきなのか?」「国内FXではダメなのか?」と、気になる方も多いのではないでしょうか?
この章では、スキャルピングに海外FXが向いている理由を解説します !
①スキャルピングを禁止していないFX業者が多い
国内FXでは、大手2社「SBI FXトレード」と「DMM FX」がスキャルピングを認めていません。
国内FX業者がスキャルピングを禁止している理由は、短期間で多くの取引をすることでサーバーへ負担がかかるのと、高速で取引注文がおこなわれた際の処理しきれない損益を業者が負わなければいけない(カバー取引)からです。
一方、海外FX業者はスキャルピングを禁止していないところが多く、規制に縛られずに取引できます。
ではなぜ海外FXではスキャルピングが認められているかというと、業者の多くがNDD(No Dealing Desk)方式を採用し、カバー取引をおこなっていないため。
NDD方式では業者は手数料のみで収益を得ているため、スキャルピングを禁止しなくても問題ありません。
②国内FXのような規制なし!ハイレバレッジ取引が可能
高いレバレッジと組み合わせることで、短期売買のスキャルピングでも効率よく稼ぐことが可能になります。
ただ、国内FX業者は日本の金融庁の規制により、レバレッジが25倍までと制限されており、大きく稼ぐのが難しいと言われています。
それに対し、海外FX業者はレバレッジに関して制限がないため、数百倍~数千倍といった「ハイレバ取引」が可能です。
レバレッジが大きければ、少ない自己資金でも数回のトレードで大きな利益が狙えるため、投資効率が段違いに良いというわけです。
③短期売買に適した「低スプレッド口座」がある
取引回数が多く繊細な取引手法のスキャルピングは、スプレッドが狭いFX業者でなければ効率よく稼ぐことができません。
海外FXでは、中・上級者向けの低スプレッド口座を用意している業者が多く、これもスキャルピングに適している理由の一つです。
【海外FX業者のスプレッド一覧】(単位:pips)
業者(口座タイプ) | USD / JPY | EUR / JPY |
GEMFOREX(ノースプレッド) | 0.3 | 0.5 |
BIGBOSS(プロスプレッド) | 0.4 | 0.5 |
Tradeview(ILC) | 0.6 | 0.9 |
AXIORY(ナノスプレッド) | 1.0 | 1.5 |
特にBigBossでは、低スプレッドのECN口座でもボーナス対象になるのでお得(他社ではほぼボーナス対象外)。
低スプレッドでスキャルピングできる上に、1ロットの取引ごとに4ドルのボーナスがもらえるのは海外FXならではですね。
スキャルピングに適した海外FX口座を選ぶポイント8つ
おすすめの海外FX業者はご紹介しましたが、「自分でしっかり比較検討して、利用する口座を選びたい ! 」という方も少なくないでしょう。
そんな方のために、海外FXでスキャルピング用の口座を選ぶ際にチェックすべきポイントを、次の8つにまとめました。
- スキャルピング可能か?
- スプレッドは狭いか?
- 取引のトータルコストは?
- レバレッジの高さは?
- 約定力の高さは?
- NDD方式か?
- ロスカット水準は低いか?
- 追証なしのゼロカットシステムか?
短期売買のスキャルピングで稼ぐには、トレードのスキルだけでなく「スキャルピングに向いている口座を選ぶこと」が重要です。
では、口座選びのポイントを詳しく見ていきましょう !
①スキャルピングが禁止されていないか
海外FXではスキャルピングを認めている業者が多いですが、なかにはスキャルピングを禁止していたり、一部制限を設けていたりする業者もいます。
万が一、規約違反になると、出金拒否や口座凍結などの措置が取られるおそれがあるので注意が必要です。
取引前には必ず、
- スキャルピングが禁止されていないか
- スキャルピングに関する制限がないか
について、確認しましょう。
【海外FX業者のスキャルピング可否と条件一覧】
スキャルピング可否 | |
BigBoss | 〇:制限なし |
XMTrading | 〇:制限なし |
Titan FX | 〇:制限なし |
GEMFOREX | △:一部制限(極端な取引は制限がかかる可能性あり) |
DynamicTrade | △:一部制限(ポジションオープンから120秒以内の決済は禁止だが、損切の場合は可能) |
LAND-FX | ✖:禁止 |
BigBoss、XMTrading、Titan FXなどは公式にスキャルピングを認めています。
GEMFOREX、DynamicTradeは基本的には禁止ではないけれど、極端な短期売買をした場合に一部の取引に制限がかかるとされています。
②スプレッドは狭いか
スプレッドとは取引手数料にあたるものです。そのため、スプレッドが狭いほど取引にかかるコストが抑えられ、トレーダーにとっては得になります。
【海外FX業者のスプレッドランキング】
スプレッド(ドル円) | |
1位 XMTrading | 0.0pips〜0.1pips |
2位 Titan FX | 0.2pips |
3位 Tradeview | 0.2pips |
4位 AXIORY | 0.3pips |
5位 GEMFOREX | 0.3pips~ |
6位 BigBoss | 0.4pips |
海外FXは追証のリスクが無い反面、国内FXに比べてスプレッドが広いと言われています。
ですが、上の表のようにスキャルピング向きの低スプレッド口座を用意している業者も多数あるので、口座選びの一つのポイントとしてチェックしましょう。
③取引手数料やボーナスなどを含めた「トータルコスト」はいくらか
海外FX業者を利用する時に注意したいのが、スプレッドのほかに取引手数料がかかる点。
海外FXの口座には、主に「一般向け口座」と「中上級者向け口座」が用意されており、次の違いがあります。
【口座別スプレッドと取引手数料の違い】
一般向け口座 | スプレッドが広め | 取引手数料がかからない場合が多い |
中上級者向け口座 | スプレッドが狭い | 取引手数料がかかる場合が多い |
口座を選ぶ時には、スプレッドと取引手数料を含めた「トータルコスト」で比較するのがベストです。下記のトータルコストの比較表が参考になるでしょう。
【海外FX業者のトータルコスト比較】※USD/JPY 1万通貨あたりの取引コスト
トータルコスト | スプレッド | 取引手数料 | 取引ボーナス | |
BigBoss
(プロスプレッド口座) |
0.9pips
約119~129円 |
0.4pips | 1ロット / 往復9ドル | 1ロット / 4ドル |
XMTrading
(XM Zero口座) |
1.1pips
約145~157円 |
0.0pips〜0.1pips | 1ロット / 往復10ドル | なし |
Titan FX
(ブレード口座) |
1.0pips
約132~143円 |
0.2pips | 1ロット / 往復7ドル | なし |
AXIORY
(ナノスプレッド口座) |
1.0pips
約132~143円 |
0.3pips | 1ロット / 往復6ドル | なし |
Tradeview
(ILC口座) |
0.7pips
約92~100円 |
0.2pips | 1ロット / 往復5ドル | なし |
GEMFOREX
(ノースプレッド口座) |
0.3pips
約40~43円 |
0.3pips | 無料 | なし |
これを見ると、GEMFOREXが取引手数料無料のためトータルコストが最安値ですが、「取引ボーナス」も含めて考えると、圧倒的にBigBossが優位というのが分かります。
2021年6月時点で取引ごとにボーナスがもらえるのは、BigBossのみ。他社の場合は、低スプレッド口座では取引ボーナスがつかない場合が多い中、BigBossのプロスプレッド口座では1ロットごとにボーナス対象になるのでかなりお得です。
④ハイレバレッジ取引ができるか
小さな利益を積み重ねていくスキャルピングの手法では、高いレバレッジをかけられるほど投資効率は良くなります。
最大レバレッジがどのくらいで、数百~数千倍ものハイレバレッジ取引ができるかどうかが、稼げる口座を選ぶためのポイントです。
【海外FX業者のレバレッジ一覧】
最大レバレッジ | |
GEMFOREX | 1000倍 |
BigBoss | 999倍 |
XMTrading | 888倍 |
Titan FX | 500倍 |
AXIORY | 400倍 |
Tradeview | 200倍 |
ハイレバレッジの業者としては、GEMFOREX、BigBoss、XMTradingが上位となっています。
⑤約定力が高いか
いくらスプレッドが狭く、ハイレバレッジな取引ができる口座でも、リクオート(約定拒否)やスリッページ(決済ボタンを押した時の金額と、実際の注文確定時の価格がズレてしまうこと)の頻度が多いと約定力が低くなり、結果的に損してしまいます。
FX業者の取引サーバーや、業者が公表している「約定率」などをもとに、約定力が高いかチェックすることも、安定した取引につながります。
【海外FX業者の約定力一覧】
約定率 | 約定スピード | 取引サーバー | |
AXIORY | 99.95% | 0.440 | Equinix社 |
BigBoss | 高いが数値は非公開 | 0.483 | Equinix社 |
Titan FX | 99.97 | 0.595 | Equinix社 |
XMTrading | 99.35% | 0.532 | 非公開 |
GEMFOREX | 0.78秒以内に99.79% | 0.577 | 非公開 |
比較すると、約定力があって注文が通りやすい業者は、AXIORY、BigBoss、Titan FXの3社で、いずれもEquinix社の取引サーバーを使用。
Equinix社は、GoogleやAmazonなども利用する世界的に有名なデータセンターで、日本にも10か所以上のデータセンターを持ち、高速接続を可能にしています。
⑥注文方式が「NDD方式」か
FX業者が採用している注文方式には「DD方式」と「NDD方式」の2つがあります。
【DD方式】個人投資家(トレーダー)とインターバンク(金融機関)の間にディーラー(FX会社)が介在する。国内FXに多い。
【NDD方式】ディーラーが介在しない。海外FXに多い
このように、NDD方式はFX会社側で取引に一切関与しないため、クリーンな取引環境と言われています。スキャルピングをするなら、透明性が高い「NDD方式」を採用している口座がおすすめです。
【海外FX業者の取引方式一覧】
取引方式 | |
BigBoss(プロスプレッド口座) | NDD方式 |
XMTrading(XM Zero口座) | NDD方式 |
Titan FX(ブレード口座) | NDD方式 |
AXIORY(ナノスプレッド口座) | NDD方式 |
Tradeview(ILC口座) | NDD方式 |
GEMFOREX(ノースプレッド口座) | DD方式 |
海外FXでスキャルピングにおすすめの6社の中では、GEMFOREXのみがDD方式、他はすべてNDD方式となっています。
⑦ロスカット水準が低いか
スキャルピング用の口座を選ぶ際には、ロスカット水準が低いかもチェックしましょう。
※ロスカットとは:決済前の損失(含み損)が一定の水準に達したときに、顧客の資金を守るためにFX業者が強制的に決済する仕組みのこと
ロスカット水準が高いと、ちょっとした相場の変動でもすぐにロスカット水準に達して、強制決済されてしまうおそれがあります。
【海外FX業者のロスカット水準一覧】
ロスカット水準 | |
BigBoss(プロスプレッド口座) | 20% |
XMTrading(XM Zero口座) | 20% |
Titan FX(ブレード口座) | 20% |
AXIORY(ナノスプレッド口座) | 20% |
Tradeview(ILC口座) | 100% |
GEMFOREX(ノースプレッド口座) | 20% |
このように、ロスカット水準は20%としている業者が多いが、なかには50%や100%という業者もあるので要注意です。
⑧追証なしのゼロカットシステムを採用しているか
ゼロカットシステムとは、口座残高以上の損失が出た場合、FX業者が損失を負担してくれるシステムのこと。
国内FXの場合、口座残高以上の損失が発生すると、追加で保証金(追証)を投入する必要があるのに対し、海外FXは基本的に追証不要です。
海外FX業者は追証なし・ゼロカットシステムを採用しているところが多いですが、事前に確認するようにしましょう。
【海外FX業者のゼロカットシステム・追証なし一覧】
ゼロカットシステム | 追証 | |
BigBoss | あり | 不要 |
XMTrading | あり | 不要 |
Titan FX | あり | 不要 |
AXIORY | あり | 不要 |
Tradeview | あり | 不要 |
GEMFOREX | あり
※ただし、残高リセットの前に入金すると、入金額からマイナス分が差し引かれて口座に反映する |
不要 |
スキャルピングにおすすめの6社はすべてゼロカットシステムを採用し、追証の心配もありません。
GEMFOREXは、入金のタイミングによっては入金分から差し引かれる場合があるので注意が必要です。
まとめ:スキャルピングに適した口座を選ぼう
ここまで、海外FXでスキャルピングにおすすめの業者6社と、スキャル用の口座の選び方について解説してきました。
まとめると、次の通りです。
- スキャルピングで稼ぐには、国内FXよりも海外FXがおすすめ
- 口座選びには、スプレッド・レバレッジ・トータルコスト・約定力などを総合的に比較するべき
- 取引ボーナスがもらえてトータルコストが安いのはBigBossのプロスプレッド口座
【おすすめの海外FX業者はBigBoss】
・最大999倍のハイレバレッジ
・トータルコストが安い(取引ボーナスあり)
・約定力が高い(NDD方式、Equinix社のサーバー)
・追証なしのゼロカットシステム採用
・最短3分で口座開設完了
・国内銀行の入出金可能で便利
・日本語対応サポート体制も充実
短い時間で小さな利益をコツコツ積み上げる手法の「スキャルピング」では、コストや約定力の違いが取引に大きく影響します。
せっかくの利益が取引手数料などで目減りしてしまわないように、総合的に納得できる業者を選びたいですね。
※取引によっては大きな損失が出る可能性もあるため、ご自身の判断で口座開設をお願いします。